ガラス製造業界のM&A動向

ガラス製造業界の基礎知識

ガラス製造業はセメント製造業と同じく窯業の一形態です。窯業とは粘土やケイ砂、瓦、ガラス、セメントなど非金属原料を高熱処理して製品をつくる業界を指します。従来は薪炭や石炭が主な業料として使用されていましたが、近年では石油を使用するボイラーや電気窯が普及しています。

ガラス製品は大きく分けると産業用と生活用に分けられます。細かく分類するとガラス基礎製品、光学用ガラス素地、電球等ガラスバルブ製品、理化学・医学用ガラス製品、厨房用ガラスにわけられます。

国内では自動車向けガラスは一定の需要を維持していますが、住宅用は低迷しているといえます。業界全体で海外の需要増に対応した生産力の強化に向けた動きが見られ、さらに高付加価値商品の開発、需要喚起で収益を回復する試みが活発化しています。

現在市場が拡大しているのはスマホやタブレットなどで使われる表面保護ガラス市場です。高性能ガラス製品ではタッチパネル用液晶ガラスは市場が拡大していますが、価格の下落が懸念されています。

ガラス製造業界におけるM&A動向

国内市場は成熟しており急激な成長は見込めない状態にあります。そのためクロスボーダーM&Aによるアジア圏への海外進出の動きが活発化しています。

国内の同業者と経営統合して業務の効率化・合理化を図る。あるいは高付加価値商品を生産する技術力を持った会社とのM&Aによってシナジー効果を発揮するなど、生き残りをかけてM&Aを利用した対策が必要になっている業界といえます。

少なくともオリンピック開催年である2020年までは市場環境は良好といわれているため、後継者不在などで現経営者引退後の事業存続が困難なであれば、市場環境が良好なうちにM&Aによる事業譲渡も検討する必要があります。

ガラス製造業界でM&Aを実行して得られるメリット

売り手が得られるメリット
・会社・事業の存続が可能になる
・大手の営業力や知名度を活用することで、財務基盤が安定する
・従業員の雇用を維持し、同時に従業員の家族の生活を守れる
・負債から開放され、ハッピーリタイヤが実現できる
・後継者問題から開放され、ハッピーリタイヤが実現できる
・単独では海外進出が困難でも、他社と連携することで実現できる可能性がある
・不採算部門、ノンコア部門を活かせる企業に譲渡することでまとまった資金を手に入れ、コア部門に資金を投入できる
・単独での海外進出が不可能でも、他社と連携することで海外進出を果たせる可能性が拡がる

買手が得られるメリット
・新たなネットワークを構築できる
・顧客の囲い込み、販路の構築に費やすはずだった時間を節約できる
・人材・技術を獲得できる
・経営基盤の強化
・譲受先のブランドを活用できる
・成長スピードの飛躍的な向上が見込める
・原価低減、間接コスト低減などのメリット得られる
・買収先のブランドを活用できる

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M&Aは、一昔前までは大企業が行うものという認識が強かったと思いますが、近年は後継者不足問題の解決や業績不振の改善、業務の統合を目的に中小企業様でも積極的に行われるようになりました。

しかし、実際には相談する相手がおらず話が遅々として進まないケースや、準備は整っても候補先企業が見つからないなどの理由で断念してしまうケースが多いようです。

社長様自身が自社の売却や事業の譲渡を行うケースもありますが、その場合大切な事業や資産を過小評価され、十分な評価がされない結果になってしまうことも少なくありません。

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